
コスプレするにも何からすればいい?
コスプレするには何が必要?
この記事では「コスプレをしてみたい~コスプレ始めたばかりです」という方向けに、デビューするまでの大きな流れをまとめています。

長文になりますので、目次から必要な部分だけをお読みいただければと思います。
どんなコスプレをするか決める
すでに決まっていればこの点は大丈夫です。

どう決めたらいいか、よくわからない…。
やりたいキャラはあるんだけど、どれにしよう…。
という方向けに、決める際のポイントを解説します。1つの参考にしてみてください。
どのコスプレジャンルにするか
主にアニメ漫画キャラに扮することをコスプレと認識していると思いますが、それ以外にも擬人化系や芸能系等…と言ったジャンルがあります。
ハロウィンやコミケ等で見たことがあるかもしれません。
この記事では、当サイトの主である「アニメ・ゲームキャラ」のコスプレを例にして解説しています。
コスプレを決める方法&ポイント
候補はあるけど、絞れない…そんな方も下記の方法を試してみてください。
好きなキャラ・やりたいキャラをピックアップ
- 好きなキャラ
- やってみたいキャラ
- 着てみたい衣装…等
これらをヒントに書き出します。いくつでもかまいません。

私はたまたま観ていたアニメや漫画で思いつき、メモることもありますw
この時にピックアップしたリストは後にもつかえるので、大切にしておくといいですよ☆
ピックアップした中から、コスしやすそうなキャラで絞る
ピックアップしたキャラから難易度が低いものを選んで絞っていきます。
「難易度が低いもの」の選び方ですが、以下を参考にしてみてください。
- シンプルな髪形、服装のキャラ
- 人気作品、人気キャラ、制服系衣装のキャラ
- 自分と同性のキャラ…等

ただ、例外として難易度が高くても「これがしたい!」というコスプレがあれば、それに決める事をオススメします。
コスプレはまず、準備が大変です。そこで大切なのがモチベーション。
モチベの維持、向上の為にも「是非したい!」というキャラがあれば、少々難しくても挑戦してみる価値があります。(私もそうでした)
大変ですが、そのぶんスキルと経験値が爆上がりしますw
コスプレに必要な物をそろえる
キャラが決まったら、準備をしていきます。正直、この辺が一番ハードになります。
そろえるべき物を必要度レベル別に解説します。
必需品3点
「これだけは無いと…」という、コスプレに絶対必要な物です。逆に言いますと、最低限これらがそろえばコスプレできます!
コスプレ衣装
コスプレですので、最低限コスチューム(衣装)は必要です。入手方法は大きく分けて2つです。
購入する(初心者にオススメ)
コストはかかりますが、購入での入手が簡単ですので特に初心者にオススメです。特に人気作品、人気キャラは品数が多いので、入手しやすい傾向にあります。購入先は
- 公式ライセンスのある会社(ネットで購入できる)
- ネットショップ(非公式なものが多い)
- 中古品から探して購入する(店頭やフリマアプリ等)
となります。
自分で作る
ミシンや素材なども必要になるので、難易度が高めになります。が、
前述したように、簡単な衣装であれば既存の物をアレンジ、DIYするだけで衣装になります。
1から作る事は難易度が高くなりますが、手直し・アレンジでしたらハードルはぐっと下がります。初めて自作する際は、ここからトライしてみてください。
キャラウィッグ
意外と苦戦するのがウィッグですw。重力無視した「これ、どうなってんの…?苦笑」なヘアスタイルのキャラ多いので、そのキャラに合わせて検討してみてください。
- キャラウィッグ(既にセットされているもの)を購入
- コスプレウィッグを購入して自分でセットする
- ウィッグ&セットを依頼する
コスメ(メイク用品)
キャラによって使用する物が少し違ってきますが、どのキャラでも共通して必要となってくるコスメは
- 化粧下地
- ファンデーション
- アイシャドー
- アイライナー
- マスカラ
- リップカラー
普段、メイクされている方であれば、だいたいお持ちと思います。最低限これらがあれば、メイクは可能ですので、持っていない方は準備してください。

今は100円ショップでも優秀なコスメがあるので、試してみようと思っています♪
できればそろえたい必要品
「これもあれば、よりキャラに近づくので是非とも用意したい」物になります。時間と予算が許すなら是非とも用意してください。
カラコン(カラーコンタクトレンズ)
有ると無いとではコスメイクの出来が違うカラコンですが、本来コンタクトレンズは眼科で処方されるものですので、無理は厳禁です。
どうしても使用できない方やコンタクトを使用したことがない方は、自己流で購入・使用はせず、撮影した写真の加工をオススメします。
- 眼科で処方(無色、茶色、黒系に限定されることが多い)
- ドラッグストア等で購入(度なし、普段使い用なら販売されていることが多い)
- ネットで購入(コスプレ用ならこの方法が主。赤等の特殊な色もそろっている)
アイテム、小物等

まずは靴(履物)です。衣装としてそろえた方はすばらしい!完璧です!
コスプレ(キャラ)用の靴をアイテムとしていれたのは
理由①:宅コスであれば、人目にもつかず、室内で足元を撮影しなければ問題がない。
理由②屋外やイベント参加で靴が用意できなくても全身を撮影しなければごまかせる。
なので、用意が難しければ省略も可能です。その他、アイテムや小物とは、
- 眼鏡やグローブ(手袋)類
- アクセサリー類
- 武器系
- 魔導書、杖など
- ボール等のスポーツ用品…など
あるとキャラの特徴が際立ったり、撮影時の構図の幅が広がります。
ウィッグブラシ
ウィッグセットや乱れを整えるのに使用するので、使用頻度は多く、ウィッグはナイロン毛なので、専用ブラシの使用が望ましいです。
あるとより良い用品
「無くて大丈夫なんだけど、あると便利」レベルの物です。
ライト付き自撮り棒、スタンド
最近のスマホは画質もいいので、自分のコスプレ撮影はスマホで十分です。レフ版代わりにライトが付いた自撮り棒やスマホスタンドがあるとより撮影しやすく、きれいに撮れます。

簡単なものであれば、ダイソーで330円くらいで購入できます☆
コスプレメイクをする
コスメイクは慣れるまでコツや感覚をつかむ必要があり、撮影するまでに練習しておくことをオススメします。
いつものメイクより濃い目にメイクする
イメージとしては舞台メイクが近いです
普段使っているメイク用品があれば大丈夫
人によって肌質や色味があると思うので、普段メイクをされる人は、まずは普段使用しているコスメでトライしてみてください。
何かコスメで足りなければ後から足せば良いので、持っているものからで大丈夫です。
これがあればさらにコスメイクになる
テーピング
顔の皮膚を少し引っ張り、目の大きさや釣り目、フェイスラインなど調節しています。
アイプチ・アイテープ
二重を幅広く、好みの幅で調整できますので便利です。
付けまつげ
キャラによって、種類を変えたり、目じりだけ、ポイントつけま、2枚重ね等、幅広く使用できます。
コンシーラー
黒子を消したり、ウィッグの色に合わせた眉を書く際にも使えます。
ノーズシャドウ&ハイライト
目鼻立ちがハッキリしたキャラや男性キャラの時に使用することが多いです。
実際にコスプレをする(ゴールです☆)
必要品がそろったら、いよいよ実際にフル装備してみましょう!
初めは宅コス&自撮りがおすすめ
理由①全体(衣装・メイク・ウィッグ)の確認ができる
用意する際はバラバラで準備しています。全部着てみたときに

あれ…思ってたより衣装が大きいかも…?
ウィッグが(アクセサリーの位置が)ちょっと違う…?
などなど。フル装備で全体のバランスを確認しとくと、撮影当日で「こんなはずでは…」がだいたい回避できます。
理由②カメラテスト(自分のコスプレ&メイクの映り具合のチェック)ができる
主にメイクとポージングの確認にもなります。
いざ、撮影してカメラチェックしたら、メイクが薄い…?、黒子の位置逆だった…、こういうの撮りたかったのにポーズがなんか違う…etc
過去の私の失敗(数あるなかのほんの一部)でもあるのですが。事前にこれらが確認でき、本番までに調整と修正がききます。
カメラを向けられた時も、ポージングにも悩まなくてすみ、時間も有効に使えます。
いい写真が撮れれば、宅コスとしてそのままSNSにアップもできますよ(^^♪
理由③イベント等に参加した際、準備がスムーズになる
イベントやスタジオ撮影などは、時間が限られています。せっかく(使用料や参加費も払って)参加しているので、時間は最大限撮影やコスプレで使いたいところ。
ゆくゆくは、コス友さんと合わせるとなると、準備でお待たせするのも申し訳ない気持ちになってしまいます。
宅コスで着用、修正しておけば自身も安心で、準備もスムーズになります。
宅コスは自分のペースで進められるのもオススメの理由です☆
フル装備の順序は?
我流&経験ですが、私の基本的順序を書かせてもらいました。参考程度に見てもらい、実際に自身でされてみて、調整して自分流にしてみてください(^^♪
衣装を着用する
後で着るとメイクが付いたり、ウィッグネットが脱げるのでw
先にメイクや動きに支障がない範囲で衣装に着替えますw
ウィッグネットを付ける
着替え終わったらウィッグネットを付けます。
(必要時)テーピングをする
テーピングする際はここでウィッグネットの上からテーピングします。
カラコンを入れる
手を清潔にしてカラコンを装着します。
メイクする
キャラメイクをしていきます。
ウィッグをかぶって、セットする
最後にウィッグを着用し、ヘアセットします。
装飾品をつける、靴を履く
アクセサリー類やつけ爪など、細かい装飾を付けて仕上げ、完成です☆
イベント参加してみる
宅コスで慣れてきたら、コスプレイベントへの参加をオススメします。
私は地方在住ですので、イベント自体が(むしろコスプレイヤーさんすら)少ないのですが、都心でしたら数も頻度も多いです。
などなど。自分が関西圏での活動でしたので偏りがあって申し訳ありませんが、参考として一部挙げさせてもらいます。
他のレイヤーさんのコスプレを生で見られるいい機会でもあり、マネできそうな事や勉強になることもあります。
それを含めて、レイヤーさんとカメラマンさんとの交流も楽しいですよ☆撮影してもらえたり、声をかけてもらえることも。
人としてのマナーを忘れなければ、必要以上の緊張や不安は感じなくて大丈夫です。思いっきり楽しんでください!
SNSについて

いい写真撮れたし、シェアしたい♪
同じ作品が好きな人とつながりたい
せっかくデビューにこぎつけましたし、これからコスプレイヤーとして活動されるなら、コスプレ用SNSアカウントを作ることをオススメします。
理由①コスプレに関しての情報収集ツールとなる
今や検索ツールとして利用されるSNS。投稿のしやすさから、最新の情報からリアタイの情報も入手できます。
ショップのアカウントをフォローしておけば、コスプレウィッグのセール情報なども知ることができますよw
コスイベントの情報もSNSで発信されていることが多く、コスプレに関するノウハウも個人や企業で発信されていることが多いので、やはり何かと便利です。
理由②コス友さんとのつながり、連絡手段となりうる

今のレイヤーさんは基本的にSNSで投稿、活躍されている方が多いと思います。
自分のコスプレを発信しやすいだけでなく、最近はSNSのみで活躍されているレイヤーさんが多いと感じており、連絡ツールがSNSしかない…というパターンも結構あります。
せっかくイベント等で出会ったレイヤーさんと交流したいと思っても、手段がないからできない…というのはもったいないですよね。
これらの点から、持っていない!という方はSNSのアカウント登録も検討してみてください。
コスプレ用アカウントは
- アイコンをコスプレ写真に
- 登録名はCN(コスネーム)に
するとコスプレイヤーであることがわかりやすく、交流もスムーズになります。
どのSNSにするか
大きくわけて以下の2種あると考えています。
一般的なSNS
X(旧Twitter)やインスタなど、言わずと知れた誰でも自由に利用できるSNSです。
コスプレ専用SNS
一般的にあまり知られていない、コスプレイヤー等のみが利用する専用のSNSで
- コスプレイヤーズアーカイブ(webサイト)
- コスらぼっ!
- Cospot
- Otasuke!(おたすけ)
などがあります。無料で使用できますが、基本的に登録制です。
私は両方を利用していますので、それぞれ便利な点を利用するか、それぞれに合った方を選んで利用されるといいかと思います。

お若い方(未成年さんとか)は面倒でも、コスプレ専用のSNSを利用される方が(本人も親御さんも)安心かもしれません。(いち母としての独り言です)
Enjoy!cosplayer♡
デビューできれば、あとはコスプレイヤーとして活躍!楽しむのみです!
徐々にコスプレに慣れてきましたら、ご自分でできるようになってくると思いますが、悩んだ場合には、次のステップとして以下を試してみてください。
コス写真の加工をしてみる
デジイチ(デジタル一眼レフ)での加工は難易度が高くなりますが、スマホで撮った写真であれば、備わっているAI機能や無料で使える優秀な加工アプリがありますので使用してみてください。
フィルター機能を使用するだけでも違った雰囲気に仕上がりますよ!
出したコスプレのアップデート
初出ししたコスプレをアップデートしてみるのもオススメです。
- 前回コレが用意できてなかったから…
- 小物(撮影アイテム)を用意して、こういう構図で撮影してみたい
など「ここをもっとこうしたかった!」をしてみてください。

レイヤー間ではよく「リベンジ」って言ったりもしてますがw
他のイベント・合わせに参加してみる
イベント参加に慣れたら、ジャンルの違うイベントや合わせに参加してみるのも一つの方法です。
コスプレイベントにも種類があり、通常のコスプレイベントのほかに
- オンリーイベント
- ダンスパーティーイベント
- オールナイト
などの種類もあります。
仲良くなったコス友さんと一緒に同じ作品のキャラをする「あわせ」への参加も楽しいですよ!
作品のキャラがそろうと圧巻ですし、尊い光景です!構図の幅も広がります。
自作に挑戦してみる

このキャラやりたいんだけど、マイナーで衣装がみつからない…
この衣装、ここがもっとこうならいいのに…
もう少しコストを抑えたいな…
そんな方は、自作にチャレンジしてみてください!
いきなりゼロからは大変ですが、手直しなら挑戦しやすいと思います。慣れてくると抵抗なく、平気になってきますし、場合によっては楽しくなってきますw。
おわりに
これからコスプレをしたい!~初心者向けに、デビューするまでの流れを解説しました。
今ではネットでほとんど完結できる時代であり、プロと呼ばれるコスプレイヤーが活躍されるようになって、サブカルとしての位置づけも盤石である思っています。
地方では難しいのですが、都心では毎週末のようにイベントも開催されており、コスプレはかなりしやすくなったと思います。
「コスプレは楽しいもの」なので、私生活や費用や体調などを含めて無理はせず、チャンスもたくさんあるので、ぜひともご自分のペースで楽しんでください。