あなた様は「コスプレ」に対してどのような印象をお持ちですか?
今や日本のポップカルチャーの代表として取りあげられる様になったコスプレ。
ハイクオリティなレイヤーさんも多く、プロとして活躍されるレイヤーさんもいます。
ファンがいる一方で
- 否定的な見方や扱いを受ける
- 性的なものと混同される…等
ネガティブに見られる、イメージされることも少なくなく、残念に感じています。
私の経験上、都心では毎週末、当たり前のようにコスプレイベントが開催され、一般の人も目にする機会が多いのですが、
地方はその環境もなく、より「理解されにくい環境」と感じています。

地方移住に加え、かなり大人な年齢×4児母🤣×産後太りという…
もう、劣等感と不安の塊ですよねww
それでも「コスプレを続ける(続けたい?)理由」を私なりに考えました。
- コスプレの魅力を「少し」感じた
- コスプレをしてみたいけど、周囲が気になる…
- 私のように劣等感や不安にかられることがある
そんな方の後押しとなるような。
コスプレの魅力を「ちょっとだけ」感じてもらえると嬉しいな…という想いを込めて書いた記事です。
理解されにくい環境でもコスプレを続ける理由
大きく2点に分け、解説していきます。
1.魅力や楽しさが勝る
「準備等に大変な思いをする×理解されにくい環境」だとしても、それをしのぐ魅力や楽しさがコスプレにあり、私は以下の6点と考えます。
- 変身願望が満たされる
- 作品・キャラ愛を表現できる
- 非日常を感じられる
- コスプレを通じて人とのつながりができる
- 自分自身のルックスだけで評価されない
- 夢がある…?w
①変身願望が満たされる

憧れの、あのキャラクターになりたい…
私がコスプレを始めたきっかけはこれでした。
さすがに「ムー〇プリズムパワー・メー〇クアップ!」とかで変身はできませんがw。
誰でも華麗に、かっこよく変身が現実に叶う方法がコスプレです。
コスプレしたら鏡の前にいるのは、普段の自分じゃない。

これ…私…?w
ってなります。そしてハマります(ました)ww
②作品・キャラ愛を表現できる
一般的なコスプレイヤーは、これらを全て自分でしています。

コスプレは自分をも素材にして、好き・推しキャラのイメージや愛(想い)を衣装、写真の構図、撮り方・加工などで表現できます。
コスプレは、作品やキャラクターへの愛や魅力を伝え、表現する方法の1つと私は思っています。
そして、同じキャラクター等していてもレイヤーさんにより個性が出ます。
それがコスプレの魅力であり、自分が作り上げていく楽しさもあります。
③非日常を感じられる
イベントや撮影に行けば、お互いをCN(コスネーム:コスプレする時に使用している名前)で呼び合い
目や髪の色をピンクや緑に変え
甲冑などを着て洋風の建物を背景に撮影される…
こういった事は普段の生活では、まずあり得ませんw
コスプレイベントや撮影は、その場全体に圧倒的な非日常感があり、
それが新鮮であったり、刺激的で楽しさやわくわく感につながるのではないでしょうか。
コスプレしない方でもハロウィンには仮装される方もいらっしゃいます。
この時と同じような気持ちで仮装を楽しまれているのではないでしょうか。
④コスプレを通じて人とのつながりができる
コスプレは同じ趣味の人とつながるツール(手段)でもあります。
コスプレをしていると、そのキャラを知っていたり、推している方に声をかけてもらえる事があります。
コスプレイヤーは内気な方も多いので、声をかけてもらった事をきっかけに
- 趣味や話が合う人と出会えた
- 仲良くなれた
- 一緒にイベントや撮影にもいくようになった
- 合わせができた…など
つながりができ、コスプレやアニメ・漫画など、周囲に話しにくい事でも
コスプレという共通の趣味を持つ仲間がいると楽しく話せます。
このつながりで仲良くなり、コスプレのあわせもできれば
共通の「好き」をコスプレで一緒に楽しむことができ、さらにコスプレが楽しくなると思います🥰

合わせでキャラがそろい、ワンシーンができあがった時は感動ですよ💘
⑤自分自身のルックスだけで評価されない
私は身長153cm、BMIが23です。
顔も体型も完全に中年で、2次元のルックスとは程遠いですが、コスプレでほめて頂くことがあります。
レイヤー自身の容姿やスタイルだけが重要なのではなく、細部にまで渡る衣装や造形の再現度や着こなし方、キャラクターへのなりきり度など、「レベル」というのは多岐に渡る審査基準である。
コスプレする社会 サブカルチャーの身体文化|成実弘至 編
レイヤー自身のルックスより「キャラの再現度/本人度」などが評価されることがあり、レイヤー独特の審美眼と表現されています。
自分のルックスに自信が持てなくても、コスプレが理解されにくい環境であっても、肯定的にとらえてくれる方や見てもらえる場合があるのです。
⑥夢がある…?w

お姫様だ!私もなりたい!
なれる?!

学生さん
推しがいて感激しました!
一緒に写真撮ってもらえませんか!?
イベント参加中に、私が実際に頂いた、忘れられないお言葉です。
自分のやり方で「何にでもなれる」コスプレは、老若男女関係なく、夢みる・夢をもつ気持ちを肯定できるのかも!と思った出会いでした🥰
番外:アンチエイジングになる(可能性)
- 日ごろから肌や体形を意識するようになった
- 撮影とイベント参加はもはやトレーニング
- 周囲は若い方ばかりw…などなど
前述しましたが、コスプレは自分自身も素材と私は思っています。
ルックスだけでは無いと言いつつも、2次元を表現せんとしているので…
やはりボディラインや肌のコンディションを気にする自分。苦笑
コスプレは慣れない格好や大荷物での長距離移動、撮影時のポージングなど。
私は、運動不足もあり、翌日筋肉痛をおこすこともしばしばですw
もはや、コスプレ自体がいいトレーニングです。
レイヤーさんは、基本的に10~20、30代と若い方が多い
関わり方にもよりますが、私は一緒にコスプレさせてもらったり話すだけでも
「コスプレのイマドキ」や若い世代の考え方、知らなかった事を教えてもらえたり…と、とても刺激になります。
こういった内面から、体力、スタミナ面でも付いていこうと思うと自然と鍛えられ、ひっぱってもらえるのでアンチエイジングになるかと!
2.「自己満足」している
「自己満足」とは
心理学用語の一つ。行った行動に対して自分自身が満足をするようなもののことを言う。ここで自分自身が満足しているのは、客観的評価に関係なくされているということである。
自己満足 – Wikipedia
私の例で言うと
- 自作したもの(衣装や小物、ウイッグ等)の完成度に納得・満足する
- 何なら作る過程、できあがるまでも楽しいw
- なりたいキャラのコスプレができた喜び
- 撮った写真の完成度に嬉しくなる…
これらは「人に理解されなくても楽しい・満たされている」状態で「自己満足」していると考えます。
良くも悪くも(?)他人の評価を気にしないと言うことですね😅
まとめ:コスプレと作品の魅力が伝えられ、同じ趣味の仲間が理解してくれる
コスプレをする、続ける理由はその方によって様々ですが
他者から理解されない、否定的な印象を持たれる…そういった環境にあっても
大の大人、4児の母となった今だコスプレを続けています。
コスプレに関してどう思われるかも、その方それぞれですので「理解してもらおう!」と言うのも少し違うと思っています。
コスプレをする理由は各々違えど、理解されにくい環境にもあることを知っていて、他人の評価をいい意味できにしていない。これでいいのでは?と思いました。
私はこれほど情熱を注げた趣味は今だなく…やめられませんw
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。